ちょっと前の投稿ですが。そこに「もう例文を丸呑みできない」と書きました。
要は人の外見に言及しすぎだし、とても性別役割規範が強いし、異性愛なのは自明の世界観。まあ、あまり心地よくはない。
英文法ドリルの例文を「強制異性愛反対!」とつぶやきつつ怨念の力でコツコツとすべて書き換える勢いでノートに書き連ねていました。もう、1周目をコンプリートしてノートを頭からめくりなおして思うのは「結局、私の中にも『違う偏見』があるだけじゃね?」と。
セールスマネージャーを女性にしたり、男性が家で料理をするように書き換えるのは良いのですが。例文の中ではダイク(レズビアンのもと蔑称、いまは少しポジティブな単語)はビールを飲むし、バイクに乗るし、酔って床で寝る。大物ドラァグクイーンは高笑いするし、新人ドラァグクイーンは大物に心からお願いしないといけない。ステージの上では二人とも一晩中踊る。ゲイがおしゃべりしてばかりなのは私でもどうかと思った。
なんかもう、これはこれで新しい偏見を再生産してるに過ぎなくて。友人には「コンテンツとしてまとめてみたら?(鬼レズ英語例文集的に)」と言われましたが。そういうのは「ネタがマジになる」というものなので、ひっそりと自分の学習にだけ役立たせたい。
そして、私の偏見の最たるものは「She/He はぺろっと丸呑みできている」ことですよ。このあたりは自分の性別やその在り方に疑問のないシスジェンダーだなと思います。
追記:でも、私の作った例文「失政は市民を殺す」は本当だと思いますよ。