「First Kill」を観てモヤモヤすること

ずっと前に下書きで書いたものだから古いのですが供養ということで一つ。

私のツイッター周辺では評判の良いNetFlixオリジナルの「First Kill」

私にとっては少し気持ち悪かった。

禁断要素がないとレズビアン物はいけないのだろうか。

ふだん、あれだけ未成年の性的消費にうるさいのに、大体のレズビアンはチョロいんだなと。

私は「これ見てていいのだろうか」と

性的な暗示が花とか果物とかクラシックで。いや、クラシックなのは「ロミオとジュリエット」をはっきりと下敷きにしているので仕方ないかもしれませんが。なんか、20世紀のレズ描写ってこんなあったような気がしたし、バルコニーのシーンが本当にあったのも含めてワタシの笑いのツボに入ってしまって真顔が維持できなかった。

これに共感できるのは感覚若いんだろうなと思った。私は「子供は早く帰って寝ろ」としか思えなかった。が、レズビアンの関係性に対して性的欲求のある人には抗えない魅力があるんだろうなと。

二人を取り巻く環境が経済的にかなり恵まれていて社会問題のノイズが極めて少ないところや、メインのキャラクターがみな容姿端麗なのも視覚的にノイズが少ない。これもすごく気になっている。いろんなものを切り離さないと楽しめないシリーズだなと思いました。

もっと無心に楽しませろと言われそうだけど、「無心に楽しめない私がいる」というのも言論の多様性というところでよろしくひとつ。