活動の場づくり番外・自己紹介zineを作ってみる

まずは先達の多いところで作成

先日、野中モモさん主催の「ZINE LIBRARY MEETING 第16回 」に行ってきました。はじめから「初ジンをつくるならここ!」と決めていましたので。こちらには何回か足を運んでいたのですが、ジンを持参せずにただ頂くだけというよろしくないムーブをしておりました。その解消とこの投稿のためにジン作成をもくろみました。分からないことがあったらその場で聞けるし。

それにしても「ジンライブラリー」月イチ開催で16回まで来てるのってすごいですよね。こういう継続は尊敬します。場づくりのお手本の一つだと思います。私は1回きりのイベント開催を最大火力でやるタイプなので継続できる人は本当に素晴らしい……。

ZINE LIBRARY MEETING 第16回ジンライブラリーとおしゃべり会〜あったかくなってきたからいつもより長めに遊びましょう〜2026年3月22日(日)午後15:15〜21:00時頃コミュニティふらっと高円寺南第3集会室参加費無料(お茶代カンパ歓迎)・ジン持参歓迎自作のZINEや好きなZINEを持ち寄って読んだり作ったりおしゃべりしたりする会。移動ジン図書館とお茶とお菓子と筆記用具を用意するので閲覧したり交流したりして一緒に過ごしましょう。お気軽に遊びにきてください。#zinelibrarymeeting

Momo Nonaka (@momononaka.bsky.social) 2026-03-17T15:59:13.433Z

ネタ出し

自己紹介といえども何を書くのか全くのノープランだったのでネタ出しからです。私は「何を書いたらいいか分からん」とかがなくて、常に何かを世に訴えたい種の人間なので、「適当に書いたら紙面は埋まるだろ!」というなめた態度でコピー紙にどんどん書き出していきました。そういうのが苦手な人はネタ帳を作っておくと良いと思います。私もこのブログの「場づくりシリーズ」は書きもらしのないようにスマホのメモ機能を使ってネタ帳にしてます。

ネタを書き出しつつ8ページに収まるように考えていきます。なんか、自己紹介から内容が離れてますね。私の場合は「活動実績あるからまあええか!」という不遜な気持ちで進めていきました。

私が自己紹介に求めるもの

「自己紹介」で検索すると出身地とか母校とか家族構成なんかに触れるのが良い自己紹介……なんて書いてあったりします。でも、社会的地位とか個人的にはあまり意味がないのではと思えます。ジンを自己紹介、自己表現の一つだとすると、「どんなものを好きか・嫌いか」「社会に対してどんな問題意識を持っているか」が大事なんじゃないかと。例えば、私は東農大出身なのですが、一般には「大根持って踊るんですよね!?」みたいな感じでしかないので(本当にどうでも良い)。それより、デモの時にどんなプラカードを持ちたいか、の方が私を表している気がします。

いきなり社会問題に切り込むのがハードル高いと思ったら、SNSで見かける「私を構成する9つの映画」みたいなのを書くと良いんじゃないかと思います。映画は小説、マンガ、ゲーム、俳優、服、旅行とかに置換可能です。好きなものにはその人の人となりが表れますので。私はそういうジンを読みたいなと思います。

ワンシートジンのフォーマット

今回はジン初心者が取り組みやすい割にはちゃんと「本!」という感じになる8ページのワンシートジンを作りました。A4片面印刷で、フォーマット通りに折っていくと手のひらサイズの豆本になります。A7サイズですね。サイズ感は名刺より一回りちょっと大きい感じです。

サイズ感

本の形にするための割付はちょっと複雑です。私は当日、きぼまんさんからいただいたジンを開いて割付の参考にしました。ありがとうございます。割付を図解するとこんな感じになります。

8Pワンシートジン割付図

これにしたがって原稿を作っていきます。A6見開きを3枚、A7 2枚を別々に書いて、後からつなげて原稿にすると仕上がり綺麗かもしれません。もっとこだわるならA4より一回り大きいB4で作って、少し縮小コピーをかけるとさらに綺麗に。私はそのあたりは何らこだわりがないので一発書きで原稿にしました。

ワンシートジンの原稿

この原稿を片面等倍コピーします。ちょうどジンライブラリーを開催していたふらっと高円寺南にはコピー機がありましたので、私は参加者よりちょっと多めの20枚をささっとコピーしました。ちなみにここにはリソグラフ(軽印刷機)も置いているのでコピーよりも安く刷れます。次はリソグラフで印刷したい。(注:公共施設なので無料配布とかジンの交換とか市民の交流活動の一環としての利用をしましょう)

ワンシートジンの製本

先ほどの割付図解の矢印部分にはさみを入れて画像のように開いてからたたんでいきます。きれいに製本するコツはとにかく角を正確に合わすこと。はさみを入れる部分は少し長めにとることです。ジンは多少のずれがあっても「それが味」でもあるのですが、私はここにだけはこだわりがあるのでだいぶ時間をかけました。何ならネタ出しや原稿作成よりも時間かけました。

解説図のはさみ入れ
ワンシートジンのたたみ方

完成したジンを配ってみる

せっかく完成したジンですので参加者同士で交換します。いつもはもらってばかりでしたけど、引け目を感じなくて済みますね。あと、ジンの内容から会話の糸口が作れます。私は「プロジェクト・ヘイル・メアリー」について書いたので映画のレビューのジンを書いている人とSF映画の話ができました。「中野ブロードウェイ」のおすすめのお店を書いたのでいつも行く鮮魚店の美味しいお寿司パックのセール(定価1500円が閉店前のセールだと1000円)の話もできました。

ZINEつくってみた表紙

改めて、交流を広げるのに適したツールだなあと感じました。私みたいに会話したくてたまらないうるさい人ではなくて、口下手な人でも「とっかかり」を得やすいのではないかと。装丁に凝らなければ1冊コピー代10円なので初期投資も安いです(先日作った名刺が1枚約7.5円なので両方渡しても17.5円)。試しに半日つぶして作ってみたら楽しいと思う。

2026年5月17日にジン製作ワークショップがあるので未経験の方は参加してみても良いのでは。はじめのネタ出しのところからやるらしいので。ガールズロック(ライオットガール)とジンとは切っても切れない関係性があります。ワークショップ内でもそのあたりに触れられると思います。

これからの私のジン

私は自己紹介という枠を大きく外れて、「中野ブロードウェイ」「奥中野」「ゲームレビュー」のジンを書きたくなりました。それが今の私の興味のありどころなので。ついでに言うと、90~00年代の東京レズビアンバー・クラブカルチャーも書きたいけど、それはどちらかというと文化人類学の研究なんですよね……。誰かがやらなきゃいけないと思っているのですが。1トピックづつ小間切れに書いていって適宜まとめていけば何とかなる??残りの人生使わないと書けないじゃないですかー。やだー。